理学療法士として、基礎医学による人体の構造と仕組みに関する知識、臨床医学による系統別機能障害と疾病の回復過程に関する知識、専門科目と臨床実習による評価・治療体系に関する知識と技術をそれぞれ有機的に関連付けていくと共に、自己学習とグループ学習を中心として、学生が主体的に学んでいくという姿勢を育成し、免許取得をめざします。
本校では建学の精神のもと、高潔な人間性と確かな専門性を兼ね備えた理学療法士の養成を行います。そして次のような能力を身につけ、かつ、教育方針に基づいて設定された教育課程を修め、所定の単位を修得した者に卒業を認定し「専門士」の称号を授与します。
本校では、主体的な学びの力を伸ばすためにアクティブラーニングを取り入れながら、各科目を体系的に編成し、講義・演習・実技・実習を適切に組み合わせた授業を実施します。また専門家としての理学療法士を育成するため、次のような考えに基づき教育課程を編成しています。
本校では理学療法士としての専門教育を通じて、社会人としての基本的態度と共に心豊かな人間性を育てます。また高度化・多様化する保健医療福祉分野の需要に対応できる即戦力となる人材を養成するため、次のような人たちを求めています。
学校長 村松 秀明
リハビリテーション医学は、予防・治療医学と同等な大切な分野で、その理念は「全人間的復権」とされています。58年前に理学療法士が誕生した時は、「障がい者」を対象とし「基本的動作能力の向上」に力を注ぐことを使命としました。現在は、症状の改善が困難な終末期の方、地域・在宅での活動、生活習慣病の予防・改善、加齢による身体機能の低下予防、健康増進、スポーツ障害予防・改善など対象は多岐にわたっています。医学の進歩と高齢化社会の到来が、不自由や困難と共に人生を送る必要性を高めました。そしてADL(日常生活活動)の改善だけでなく、QOL(生活の質、生きがい)の向上に視点が置かれるようになりました。そこには、確かな知識・技術を持ち、医療人としての人間性を兼ね備えた理学療法士が求められています。
本校では知・技・心のバランスのとれた人材育成を目指しています。グループ学習を通じ、互いに学び教えあうことで知識と技術の向上を図ります。また、対象者の活動性向上だけでなく、喜び、痛みや不安に寄り添うためにも、接遇教育に力を注いでいます。3年間の学校生活では、自ら学び解決する力の習得と、自ら発信し協調する経験を重ね、国家試験合格を目指します。
皆さんの新たな人生スタートの一助となり、個々の可能性を顕在化し、社会・医療に貢献できる人材を育成するため、教職員は全力で熱く対応します。免許取得後は誠意を尽くして任務にあたり、達成した喜びを患者様とともに分かち合いましょう。
・理学療法士
【担当科目】理学療法概論、リハビリテーション概論
・ 理学療法士
・ 呼吸療法認定士
・ 介護支援専門員
【担当科目】保健医療福祉概論、コミュニケーション論、理学療法教育論、内部機能障害学
・ 理学療法士
・ 認定理学療法士(脳卒中)
・ 認定理学療法士(臨床教育)
・ 認定理学療法士(ひとを対象とした基礎領域)
【担当科目】運動学Ⅱ、理学療法評価技術論、脳神経機能障害学、運動学演習、臨床運動学、理学療法研究法
【研究業績】
・ 理学療法士
・ 専門理学療法士(運動器)
・ 日本体育協会公認アスレティックトレーナー
【担当科目】物理療法学、運動機能解剖学、統計学、医学英語、情報科学、臨床評価学
・ 理学療法士
・ 介護支援専門員
【担当科目】日常生活活動論、医療管理学、ボランティア論、義肢装具学Ⅱ、運動療法学総論、生活環境論
・ 理学療法士
【担当科目】基礎解剖生理学、運動学Ⅰ、骨関節機能障害学
・ 理学療法士
・ はり師、きゅう師
【担当科目】理学療法評価学、理学療法評価技術論、地域リハビリテーション論